子どもが小学校に入学するにあたり、学童に入れるべきか迷っている。
学童に行かせると子どもがかわいそう? 親が頑張れば何とかなる? そんな悩みを持つママへ。
春から小学校1年生になるお子さんをお持ちのママへ。
「学童に入れるか、家で見てあげるか」悩んでいませんか?
私も、入学前はしっかり自分で見てあげないとと思い、仕事は昼までに終わらせて、帰ってきたら一緒に宿題をして、そのあと近所の友達と遊ぶのに付き合ったりしていました。
でも、1年経った今だからこそ思います。「最初から学童に行ってもらってよかったかも」と。
今回は、1年間の体験を通して、学童のありがたさを実感した理由と、実際に通わせてみて大変だったことも含めてお伝えします。
1年間振り返って思う「最初から学童にしておけばよかった」
「しっかり見てあげたい」という気持ちは大切。でも、学童に頼ったからこそ、子どもとの時間も私自身の気持ちも、もっと余裕を持って過ごせた1年になったと感じています。
学童に通ってみてわかった良かったこと
1.学童で宿題を済ませてくれる
入学前は、帰ってきたら一緒に宿題をするのが当たり前と思っていました。 でも実際は、仕事終わりの疲れた状態で、なかなか子どもに向き合う余裕がありませんでした。 学童では、先生やお友達と一緒に宿題を済ませてくるため、帰宅後は「遊びたい!」「お腹すいた!」に振り回されず、落ち着いて過ごすことができました。
2.下校の心配が減った
うちの場合、学童が学校内にあったため、放課後そのまま学童に行ける環境でした。 学校から自宅までは少し距離があったので、最初は少し心配していました。 でも、学童に行ってくれたおかげで「毎日ちゃんと教室から学童に移動し、迎えに行けばいい」という安心感があり、親の不安はぐっと減りました。 送り迎えも車でできたので、無理なく通わせることができたのも大きなメリットでした。
3.親しみやすい先生や上級生との関わりが、子どもに良い影響をくれた
学童には親しみやすい先生が多く、子どもたちは先生をあだ名で呼ぶほどの距離感。そのおかげで娘が学童に慣れるのにそれほど時間はかかりませんでした。 さらに、上級生との関わりも学童ならでは。娘は、縄跳びが得意な上級生に教えてもらったおかげで、1年生のうちに二重跳びができるようになりました。 親だけでは教えきれない部分を、先生やお友だちが自然にサポートしてくれる学童の環境は、子どもにとっても大きな成長の場になったと感じています。
4.親の負担・プレッシャーが減った
「お昼までに仕事を終わらせなきゃ」「子どもが帰ってくるまでに準備しなきゃ」「帰宅後の時間は何しよう」と最初は毎日プレッシャーでした。 でも学童に通ってくれることで、時間に余裕が生まれ、私も無理なく働くことができました。 帰宅後は穏やかに子どもと向き合えるようになりました。
5.子どもも生活リズムが整った
学童に行くことで、下校後から夕方までの時間が自然と決まった過ごし方になります。
遊ぶ時間、宿題の時間、帰宅時間がきちんと決まっているので長期休暇でもダラダラと過ごすことはなく生活リズムが崩れないのは子どもにとっても親にとっても良かったと思います。
学童に通ってみてわかった、大変だったこと・気をつけたいこと
6.長期休暇のお弁当づくりは正直しんどい
夏休みや冬休みなど、学校が休みの間は毎日お弁当が必要になります。 これは正直かなり大変でした…。でも「やらなきゃいけないなら、もう割り切る!」と決めて、冷凍食品にも頼って「食べてくれたらいいや」くらいの気持ちでやるように。 自分が疲れすぎないことも大事だと気づきました。 肩の力を抜いて、乗り切りましょう!
7.友だち関係の悩みは、先生に相談してOK
娘は最初、自分ともう一人の友達以外が男の子ばかりの班になってしまい、もう一人の友達が休むと男の子ばかりになってしまうため「行きたくない」と言い出しました。 でも思い切って先生に相談したら、すぐに班を変えてくれて、それからは安心して通えるように。 学童の先生たちは子どもの様子をしっかり見てくれているし、相談すればちゃんと対応してくれるので、「心配なときは思い切って話してみる」ことが大切です。
8.学童を休む日もOKにしておく
どんなに楽しい場所でも、人間関係の中で気疲れすることもあります。 「今日はちょっと休みたい…」と言った日には、できるだけ子どもの気持ちを尊重して休ませるようにしていました。 毎日必ず行かせなければいけない、と思うと親も子も苦しくなってしまいます。 「疲れたときは休んでいいんだよ」と伝えておくと、子どもも気持ちが軽くなるようでした。
9.学童が合わない子もいることを知っておく
学童は他学年との交流があるため、良い刺激を受けられる一方で、性格によっては「怖い」「人が多くて疲れる」と感じてしまう子もいます。 娘は比較的馴染みやすいタイプでしたが、それでも最初は戸惑う様子もありました。 「合わなかったらどうしよう」ではなく、「子どもの様子を見ながら調整していけばいい」と考えると、気持ちもラクになります。
迷ったら学童、まずは頼ってみよう
学童を使うことは、決して「親が手を抜く」ということではありません。 むしろ、親も子どもも、毎日を楽しく穏やかに過ごすための大事なサポートです。 「迷ったらまず利用してみる」くらいの気持ちで大丈夫。始めてから調整することも可能です。
まとめ
最初は「できるだけ自分が見てあげたい」と思っていた私も、1年経ってみると「学童ってすごくありがたい存在だった」と心から思っています。 1年生は、まだまだ可愛いけれど、毎日の生活は想像以上にバタバタ。 無理なく親子で過ごすためにも、ぜひ学童の利用を前向きに考えてみてくださいね。
そして、もし「入りたくても入れなかった」「定員オーバーで希望が通らなかった」という方がいたら、学童だけがすべてではありません。地域のサポートやファミリーサポート、一時預かり、近所の人との協力など、ほかの方法も探せます。 それぞれの家庭に合った方法で、無理なく子育てしていけますように。